麦畑づくりの流れ

春風の心地よい季節になりましたが、

みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

 
松原ファームでは、冬から春へ、

麦の栽培しておりました。

今回は麦畑づくりの流れについてお伝えします。

畑に麦のタネをまいた後は・・・

(1)麦を踏む


麦の幼い茎葉を上から踏みつけます。

昔は足で踏んでいましたが、

今はタイヤローラーを使って上から圧力をかけます。

麦を踏むことで、

茎や葉が硬くなり根も伸びて、

結果的に乾燥や風に強くなります。

 

さらに、麦の成長状態をそろえ、

根元から新しい茎が多く伸びるようにして、

より多くの麦が実るようにすることもできます。

 

(2)肥料をまく


麦の成育状況に応じて肥料を3回まきます。

1回目にまく肥料は、

茎の量を増やすための肥料です。

 

2回目には、実を充実させる肥料を、

3回目には、タンパク含量を増やすための肥料をまいて行きます。

(3)土を耕し根元に土を盛る


中耕(条間を耕うんする作業)で、
畑の表面の土壌をかくはんし、固まった土を軟らかくします。

中耕によって、

①雑草防除(除去と発生抑制)
②明きょ(表面排水溝)の整備による排水対策
③土壌内の通気性や透水性の向上による新根の発生促進
④株間が開くことで、日当たりや風通しが良くなる

などの効果があります。

 

専用のカッターを回転させて、
畑を耕していきます。

 

 

中耕に続けて培土を行います。

培土とは、土を麦の茎葉に振りかけて、
株元に土を入れる作業です。

 

培土によって、

①雑草防除(除去と発生抑制)
②倒伏防止
③根際の乾燥防止、傷んだ根の機能回復
④株元に土を寄せることによる保温効果で幼穂の凍結を防止

以上のような効果があります。

 

今、育てている麦は、

5月10日前後から収穫予定です。

 

今年は人工衛星のデータも活用しています。

成長の状況などはまたこちらのブログでお伝えします。


 

松原ファームでは、

ただいまスタッフを募集中ですので、

スマート農業に興味のある方は、

お気軽にご連絡ください。